2025.07.10
お知らせ
社内の取り組み
中国規格圧力容器製造認可 更新

本年4月上旬、中国より審査官が当社を訪問され、中国国内への圧力容器輸出に必要な生産許可の更新審査を実施。
このたび、審査を無事に終え、新たな認可証が交付されました。
圧力容器の製造は当社のコア技術であり、食品・化学・繊維産業等、たくさんの分野の産業機械に圧力容器が使われています。
しかし、圧力容器は内部から高い圧力をかけるという構造上、万が一破損したら重大な事故に繋がるため、製造は認可が必要となっています。
今回の訪問審査は、2016年以来9年ぶりの実地審査となります。
これまでの間は、新型コロナウイルスの影響により、オンラインによる審査が2回実施されていました。
<審査の主な内容>
・当社の品質管理体系の文書確認
・保有する生産設備の数および管理状況の確認
・過去に輸出した容器に関する提出書類の確認
・デモ機を用いた製造工程指示
・検査項目の確認
<今回の審査で重視されたポイント>
審査における重点項目は毎回少しずつ変化しており、今回は以下の点が特に重視されました。
・顧客要求事項に関する社内連絡体制
…連絡受信者による既読・承認の実施状況の調査等
・工程管理システムでの検査項目の管理状況
<今後に向けて>
中国向けの生産許可は4年間有効であり、次回の更新審査は2029年の予定です。
日頃から、決められた手順に基づいた作業・記録・管理を確実に行っておくことで、審査も円滑に進みます。
今後も、日々の管理体制における抜けや漏れのない運用を心がけてまいります。