INTERVIEW 先輩インタビュー
自分の適性と思っていた仕事と
実際に性に合っている仕事にギャップがあり幅が広がった
自分の適性と思っていた仕事と
実際に性に合っている仕事にギャップがあり幅が広がった
工作機械で鉄・ステンレスを加工し、産業機械の部品をつくる仕事です。
当社の産業機械の部品は、100分の1mm単位といった、非常に厳しい精度を求められます。
金属の材料には目に見えない歪みや凸凹があるので、工作機械を操って正確に削ることで、図面通りの部品に仕上げています。
私はマシニングセンタというプログラミング制御の工作機械を担当しており、産業機械の土台部分や機構の支え部分等、いろいろな部品の面加工や穴加工をしています。
この仕事で一番難しいのは「段取り」です。
「段取り」とは、簡単に言うと「機械で材料を削る前の作戦」のこと。「材料を加工台のどこに置くか」「どの向きで置くか」「材料のどこを固定するか」「何ヵ所固定するか」というセッティングの作戦次第で、正確に削れるか、効率よく削れるかが変わってくるんです。上司と同じプログラムで加工しても、段取りが悪いと加工が上手くいかないこともあるくらい…。
「段取り」を上手くできるようになることです。当社の産業機械は一品一様なので、その部品も同じ形状のものは少なく、段取りも都度変わってきます。まだまだ上手にはできませんが、最初に比べると、「あの時の部品に似た形だから、こんな順番でやったらどうだろう」とイメージできることも増えてきました。いつかビタっとハマる段取りができるよう、精進したいと思っています。
もともとプラモデル等ものづくりが好きで、大学では機械系の学部に進学しました。就活でも機械関係の企業を中心に回っており、その一つがオノモリでした。
オノモリでの工場見学の際、その時工場にあった産業機械について私が尋ねると、「ちょうど開発者がそこにいるからその人に説明してもらうよ」と、業務中の開発社員を呼んでくれました。そこで聞いた機械の説明がとても詳しく、(とはいえ今ではもう何を説明してもらったかも忘れてしまったのですが笑)、でも本当に丁寧に説明してもらったことはよく覚えていて、そこでオノモリの製品に興味を持ちました。
私はもともと設計志望で入社し、当初は設計の仕事をしていました。でも、実際に働いてみると、「体を動かしている方が自分の性に合っているな」と思いが変わったことがギャップですかね。その後製造部門に異動し、今にいたります。
仕事は難しいことばかりですが、スキルアップのため、これからも難しいものづくりに挑戦していきたいです。